土木部門

アンダーパス・橋梁架替案

スーパーワイドボックス(SWB)
国土交通省 NETIS新技術情報提供システム NETIS登録番号:CB-080002-A

建設後、50年を経過する橋梁は3年後(令和5年)には4割に達する事が見込まれています。
地方自治体が管理する橋梁では、老朽化の進行等により、通行止めや車両重量等の通行規制を実施している橋梁数が、最近5年間で2倍以上に増加しています。

・通行止め・通行規制橋梁数:977橋(平成20年)→2104橋(平成25年)

【橋梁の架替に】

スーパーワイドボックスは内空幅が最大で15m、且つ斜角にも対応可能であり、同程度の長さの橋梁と比較すると約6割程度の建設コストで構築可能です。

【頂版・側壁にPRC構造を採用】

内空幅が長大化するにつれて、プレキャスト頂版部材は自重が大きくなります。従来のプレキャストボックスカルバートはRC構造であり、内空幅が10mを越えるあたりから運搬が困難になるため、プレキャスト部材として規格化されていませんでした。これに対し、スーパーワイドボックス(SWB)の頂版部材は、橋梁と同じように断面力に応じたPC鋼材配置を採用することで、部材の薄肉化と軽量化を実現。運搬上の問題をクリアしました。

■幅10.0m~13.0m級の超大断面に適用できるスーパーワイドボックスで斜角に対応しています。
■斜角は75°~90°の範囲で自由に設定できます。
■交差する河川や道路に合わせた斜角を設定することで、用地の有効利用を図るなど自由度の高い設計を実現します。

High-t Wall(T型ブロック)

 【特徴及び適用範囲】
■場所打ち鉄筋コンクリート擁壁のたて壁部分を鉄筋コンクリート製プレキャスト製品とし、施工の効率化と品質の向上を達成した製品です。(型枠工・仮設工の大幅な削減)
■製品の控え壁開口部を広く設け、鉄筋組立やコンクリート打設などの現場施工を容易にしています。
■製品の前壁厚は全タイプとも同一であるため、背面からの施工が容易で、ブロック工を必要としません。
■製品の前面に化粧を施し、景観条件にも対応しています。
■土圧の分布状態にあわせて、製品の規格を選定できるために、経済的な設計が可能です。
■適用擁壁最大高さは14m程度です。

ベントナイト混合土

難透水性土質材料が必要とされる箇所に、ベントナイトと現地発生土(使用条件有)や購入土を使用して高品質の難透水性土質材料を提供します。

■天然の「無機土質材料」であるベントナイトは経年劣化を起こしません。半永久的な機能の保持が期待されます 。
■天然の「無機土質材料」であるベントナイトは、周辺環境に影響を及ぼしません。自然・環境に優しく、次代に繋げる事のできる工法です。
■従来のシートやコンクリート等と異なり、ある程度の亀裂などに対して「自己修復」を行い現状を維持し続ける事が期待でき ます。
■可塑性に富む粘土ライナーである為、基盤・地盤への追随性が良好です。長い期間の地盤の変動においても追随して行きます。
■「ベントナイト」の配合量を変化させる事により、透水係数の調整が可能になります。
■加水装置を利用して最適含水比付近での管理が行えるようになります。

防護柵一体型 L型擁壁 SL-G


■L型擁壁と車両用防護柵基礎を一体化することで、大幅なコスト削減と工期短縮を実現するとともに、道路幅員を最大限に確保できます。


■天端斜切り加工が可能で、15%程度の道路縦断勾配でも製品を傾けることなく設置できます。
■標準製品での平面線形対応は、最小半径R=20m程度まで可能です。